広い周波数帯域をカバーしながら
大電流での磁気特性測定が可能

大電流仕様BHループアナライザ
【商品名】
大電流仕様BHループアナライザ
【型 番】
IF-BH2000
商品の特徴
直流から100kHzオーバーまで、広い周波数帯域をカバーしながら大電流での磁気特性測定が可能
概要
本装置は、最大150kHz, 60V, 60Aの励磁条件にて、様々なサンプルの磁気特性(磁束密度、保持力、損失など)を測定することが可能な装置です。
通常の励磁電流法による測定の他、Hコイルを用いた測定も可能です。超低周波で磁気特性を測定する直流測定機能も搭載しています。
また、本仕様のための特別な機能として、小熱容量のサンプルを温度上昇を抑制しながら測定する測定モードを搭載します。

製品スペック

測定対象
フェライト、アモルファス材料、ケイ素鋼板、ナノ結晶材料、圧粉磁心
測定内容
BHループ、最大磁束密度、保磁力、交流損失、透磁率
測定モード
汎用交流測定モード、汎用直流測定モード
リング試料交流測定モード、リング試料直流測定モード
Hコイル式交流測定モード、小熱容量試料測定モード(※)

※小熱容量試料測定モード(特別仕様)
通電時間の短い測定を、十分なインターバルを挟みながら繰り返すことにより、試料の温度上昇を抑制しながら測定を行う測定モード。
測定可能パラメータ
最大磁束密度(Bm)、残留磁束密度(Br)、最大磁界(Hm)、保磁力(Hc)、角形比(Br/Bm)、損失(Pc,Pcv,Pcm)、複素透磁率(μ’,μ’’)、振幅透磁率(μ)、初透磁率(μi)、インダクタンス(L)、損失係数(tanδ)
測定精度
B:±1.0%FS H:±1.0%FS
(φ50-t5圧粉磁心リング試料をN1:200 N2:60の巻線にて測定した場合)
信号検出
【H信号(電流)】
カレントプローブ、測定レンジ:0.05、0.1、1、6、30[Vpk-pk]
【B信号(磁束密度)】
デジタル積分法、測定レンジ:0.05、0.1、1、6、30[Vpk-pk]
※B信号には、40dBアンプまたは-20,-40dBアッテネーターをインサート可能。
分解能
12bit (50μV, 0.05Vレンジ時)
サンプルレート
最大60MS/s
表 示
測定条件、各特性値  グラフ:BH, fP
標準搭載励磁電源
方式:バイポーラCV方式
最大出力:AC±60V + DC±55V / ±60A
周波数帯域:200kHz
入力電源
200V 3φ 30A 10kVA(漏電遮断器にて受電)
使用温度
5 ~ 35 ℃
サイズ
【本体ユニット】
W550 x D685 x H1600(mm) , 約100 kg
【電源ユニット】
W955 x D700 x H1150(mm) , 約300 kg
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